内検
巣箱内部を点検することを内検といいます。同じように、外部を点検することを外検といいます。内検には以下のような項目があげられます。
1) 群勢の確認
2) 王蜂の確認
3) 貯蜜の確認
4) 蜂児房の確認
5) 王台の確認
6) ダニの有無の確認
7) ふそ病の確認
8) その他
ちなみに外検には以下のような項目があげられます。
1) 巣門の広さの確認
2) 巣門及び巣箱前の蜂死骸の確認
3) アリやひきがえる等の有無の確認
4) 巣箱自体の確認
5) 巣箱周辺の確認
6) その他
抜き蜜
アカシアなどの大流蜜期のほかに、年に何回かちょこちょこ採蜜機が必要になります。抜き蜜といいます。抜き蜜はこんな時やります。
1) 春、桜の開花前にその後貯蜜に使う巣脾を空っぽにするとき。越冬用餌とダニ駆除剤などの残留をなくすためです。
2) 越冬準備期に蜂児圏が圧迫されているので産卵できる余地を作るとき。
3)冬期保管するために、余分な巣脾を空にしてしまうとき。
群殖
蜂群の数を増やすことを蜂群の増殖、短くして群殖といいます。群殖は分封によって行われます。分封には自然分封と人工分封というやり方ががあります。
合同
2群またはそれ以上の複数の蜂群をまとめ1群にすること。
合併とは言わない。
合同はこんな時やります。
1) 働蜂産卵群を生かすとき
2) 極端な弱小群をまとめるとき
3) 越冬前に強勢維持のため2群を1群にまとめるとき
建勢
弱った蜂群を一人前の蜂群にすることです。蜂群が弱体化する時期は年2回あります。越冬明けの春先と採蜜期後から真夏です。それぞれ、“春の建勢” 、“夏の建勢” といいます。建勢の時期を ”建勢期” といいます。建勢には給餌や代用花粉が使われます。
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