私は立場上多くの方々から質問をいただきますが、その中に養蜂書に関するものが時々あります。その質問とは大体以下のようなものです。
1)読んだが分からない。
2)具体的なことになると書いてない。(企業秘密なのか?)
3)分かっていることを前提に書いているようで、そこが知りたいというところが書いてない。
<西洋ミツバチ関係>
私は、多くある養蜂書の、どれも否定する者ではありませんが、次の2冊をお薦めいたします。2冊購入してもよいですが、どちらか1冊でも十分です。この2書をお持ちの方からは、上記のような質問はまず出ません。
新しい蜜蜂の飼い方 井上丹治 著 2625円
近代養蜂 渡辺寛・孝 共著 5565円
新しい蜜蜂の飼い方 は養蜂のバイブルのような書です。読むというより、事あるごとにひもとくと言った使い方がよいです。興味ある項目だけを読んでみる、あるいは、飼育していて何か分からないことに突き当たったら、関連する項目を見つけて読んでみる。そういう読み方が向いています。
近代養蜂 は大著です。飼育以外の記述も多いのですが、飼育に関しては体系的、具体的な記述です。
<日本蜜蜂関係>
日本蜜蜂の学術的、体系的な飼育書は、まだないのですが、次ぎの2冊があれば何とかなります。この2冊には根本的に、大きな違いがあります。ですから、両書をお薦めいたします。
日本ミツバチ 在来種養蜂の実際 日本在来種みつばちの会編(藤原誠太 村上正 著) 1600円
ニホンミツバチの飼育法と生態 吉田忠晴 著 2100円
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