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  第24章  蜜蜂飼育法
 

 

 

 

養蜂というのは、巣箱内に巣碑を作らせ、花蜜を収蜜させるものです。通常は餌を与え飼育するものではありません。飼育と言うより、ただただ、蜜を集めさせる無報酬の労働に従事させるようなものと言えます。

 

古来は、大木の洞や蜜蜂岩場の隙間などに造営した日本蜜蜂の巣から蜂蜜を採取していました。その後、巣箱で飼育するようになりました。重箱式巣箱などを作り、今まで以上に蜂を働かせ、より多くの蜂蜜を採収するようになりました。

 

極端な言い方をすれば、養蜂と言うのは、いかにミツバチを働かせ、より多くの蜂蜜を採収するかと言うことです。

 

 

 

 

巣箱の設置

 

巣箱を横に並べる時は、巣箱間は出来るだけ離した方が良いです。広い場所での屋外飼育でしたら、3、4m離します。多群を飼育する時は、余り間隔を空けると飼育管理に不便です。全巣箱が一望出来れば分封やオオスズメバチの襲来時に、すぐ気付きます。

 

巣箱の間隔が狭過ぎると、盗蜂が起きることがあります。また、処女王が交尾飛行から帰った時、誤って他の巣箱に入り噛み殺されることも起こります。巣箱の間隔が狭過ぎると作業にも不便です。

 

 

屋内飼育の場合は巣箱の間隔は2m位が良いです。巣箱毎に異なる色のペンキを塗り、迷い蜂の出ないようにすると良いです。同じ色の巣箱は隣り合わせにしないで遠く離します。

 

ペンキの色は小生の経験では、青、黄色、ピンクの3色か、緑、薄黄色、濃灰色の3色が良いです。白、赤、黒の3色は上手くいきません。

 

巣箱は地上から15cm位の所に置くのが良いです。あまり高いと飼育作業に不便ですし、ミツバチにも負担が大きくなります。多量の花蜜や花粉を運んで来たミツバチは体が重いので、低い位置の巣門から巣箱に入る方が負担が少ないです。低位置ですと風害も少なくなります。

 

巣箱の位置は、冬は温暖で夏は清涼な所がベストです。日光はミツバチの生態に大きく関係します。朝日が当たれば収蜜活動が盛んとなります。夕日が当たれば、産卵育児が盛んとなります。日中に日当たりが強いと蜂は活動を休みます。

 

夏季に直射日光が当たるのは良くありません。猛暑による蜂の疲労と消耗は大変なものです。冬季に日当たりが良いと飛行を試みますが、外気の寒冷により凍死したりします。

 

また、湿気の多い場所は巣碑にカビが生えたりし、衛生上良くありません。巣箱の設置には、これらの点に気を付けてください。

 

巣箱は巣門を東向きして置くと良いです。夏季には巣門を灼熱の太陽から遠ざけ、冬季には、巣門を寒冷な西北風から守ります。東向きですと温和な朝日を受け、蜂は朝早くから活動を開始します。蜜源植物は午前中に花粉が豊富で、花蜜の分泌も盛んです。ですから、東向きに置いた巣箱の収蜜量は他の巣箱よりも成績が良いです。春季に東風の強い場所では、一時的に南向きにすると良いです。

 

西向きは夏季に酷烈な夕日を受けます。秋季や冬季には西北の冷風を受けます。

西北の冷風をまともに受ける北向きは最も悪いです。夏季に巣門に灼熱の太陽が当たるのと、冬季に巣門から寒冷の西北風が吹き込むのを蜂は最も嫌います。

 

 

 

     

転地養蜂

 

ミツバチを飼育するのに転地養蜂と言うのがあります。転地養蜂とは蜜源植物の開花を追って巣箱を運搬し、ミツバチに収蜜をさせるものです。蜜源次第で一定期間同一場所に巣箱を置く場合と、10日間位で次から次へと移動する場合とあります。蜜源が終わったら、巣箱を本拠地に持ち帰ります。

 

転地養蜂は一定の場所に巣箱を置く定地養蜂に比べて、同数の巣箱で何倍もの蜂蜜を採収できます。もちろん、それなりの経費と手間が必要となります。

 

転地養蜂用の巣箱は軽くて、運搬しやすいものが良いです。10枚箱より7枚箱の方が便利です。巣門は開閉出来、金網の窓があるものが良いです。巣碑枠は針金入りで丈夫なものが良いです。貯蜜用に継箱を使用し、移動前に採蜜して巣箱を軽くしてから運搬します。

 

夕方ミツバチが皆、巣箱に戻るってから巣門を閉めれば1匹も積み残すことはありません。夜間に移動して、日中は新しい蜜源地で収蜜に当たらせます。これが、一番効率が良いです。夜間移動ですと、蜂群や巣碑の損傷が少ないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

クョスコニョ    [1] 
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