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  第26章  蜜蜂の取り扱い
ミツバチ飼育未経験者は、養蜂は難しそうだしミツバチは刺すから怖いと思っていることが多いです。ミツバチを飼って見たいが、どうしようか・・・と躊躇している方もいます。しかし、飼育してみるとミツバチは案外おとなしくて、益々愛着が湧くものです。 ミツバチは種類によって、おとなしいものもあり、多少荒いものもいます。ですから、その扱いには多少の難易度の違いがあります。ミツバチの生態は同じでも、その性質には違いがありますから、同じように飼育していると上手くいきません。特に、日本蜜蜂は外国種と性質が大変異なります。日本蜜蜂を飼育していた方が西洋ミツバチを飼育する時にはまず、このことに注意が必要です。 蜜蜂取り扱いの心得 1)ミツバチの性質に沿って取り扱うこと ミツバチを取り扱う時には、ミツバチの性質に沿って作業します。どんなに熟練した飼育者でも、この点を無視したら、作業に無駄や的外れが生じます。例えば、ミツバチは上方に集結する性質があります。ですから、ミツバチを下方に集結させようとするのは、難しいです。また、ミツバチは造営の場として暗い所を好みます。ですから、ミツバチに明るい場所に巣を造らせようとするのも無理強いです。どんな時にもミツバチの気持ちになって手入れをしたいものです。 2)ミツバチに刺されても慌てないこと ミツバチに刺されることを怖がっていたら、ミツバチ飼育はできません。蜂を取り扱う時に、顔に近づいて来たりしますが恐れることはありません。手で払ったりすると、蜂は攻撃されたと思い刺します。顔の回りを飛行するのは敵かどうか確認しているのです。手で払ったりしなければ、しばらくしたら飛び去ります。 作業中に手などを刺されることがあります。その時は、落ち着いて針を抜き去れば大丈夫です。ミツバチの針は人を刺すためになるのではなく、攻撃された時に自分を守るためにあるのです。ですから、ミツバチは無闇に刺す訳ではありません。 3)蜂は静かに、ゆっくりと取り扱うこと 巣箱をがたっと開けたり、内検を乱暴にしたりすると蜂は怒ります。作業がし難くなります。ミツバチの取り扱いはどんな場合でも穏やかにするのが良いです。ミツバチは穏やかに接すれば、おとなしいものです。乱暴に接すれば、荒立ちます。 巣門前を足速やに横切ったりして、ミツバチの飛行を妨げてはいけません。飛行の勢いで体当たりしてしまった蜂は、人を敵だと思って刺します。  4)常に蜂に愛情をもって接すること ミツバチは人間に癒やしと利益をもたらしてくれるものです。一匹でも無駄にしてはいけません。一匹をつぶしたら、他の蜂が攻撃してきます。蜂の怒りと興奮はどんどん広がり、大変なことになります。蜂場内では、愛蜂に犠牲者を出さないよう細心の注意をはらいます。 5)蜂の手入れは手際良く、ためらわずに 長時間巣箱の蓋を開けっぱなしにしたり、巣碑を外に出したままにしたりして、蜂の日常活動を乱してはいけません。内検や作業は手際良く短時間で終わるようにします。 そのためには、計画性が必要です。今日は何の作業をするのか目的を明確にしておくことです。次に、手順を考えておくことです。そうすれば、手際よく迷わずに作業を進めることが出来ます。 王台の除去や無駄巣の除去などは、迷わず直ぐに行います。時期を逃すと、厄介なことになったに、損害が生じたりします。 6)蜂の活動を妨害しないこと ミツバチの活動はとても秩序正しいものです。それは人間の想像以上のものです。例えば、巣内で作業中の蜂を外に出したとします。蜂は混乱していますが、やがて巣内に舞い戻り、もとの作業に就きます。ですから、多くの蜂を、環境を変えることによって混乱させてしまうのは、秩序と活動を回復するのに時間がかかり、良くありません。 巣箱内をいじくって、蜂を騒動させてしまったところに、帰ってきた外役蜂は混乱し、その後巣内が整然と整うまで外役の仕事に就きません。流蜜期には収蜜量に影響が出ます。蜂の手入れは、蜂を混乱させないように心をくばり、蜂の日常の活動を妨げないように行います。 7)ミツバチは感情的昆虫です ミツバチはとてもデリケートな昆虫です。飼育者はミツバチからレッドカードを突きつけられるような振る舞いをしてはいけません。蜂が熱心に労働しているのに、無神経な手入れをして、蜂の活動を妨害したり混乱させたりしたら、ミツバチはその英気を喪失してしまいます。巣碑の手入れなどで、蜂が気持ちよく活動出来るように仕向けて上げれば、蜂たちは益々収蜜します。長年飼育していると、飼育者の愛情と意向が蜂に伝わるように感じることが多々あります。 スムシや無駄巣、病気などで、ミツバチがどうにもならないほどめちゃくちゃになってしまうのは、蜂のせいではなく飼育者の責任です。
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