欧米においては、養蜂研究がめざましく、日々新説が発表されています。本書発行から4年の間に箱根養蜂場で、これらの新説を実験し、実証できたものが数多くありますが、第3版においては、雑事に追われて、これらを反映した訂正をすることができませんでした。
この事を心苦しく思っていましたが、多くの方々からも改定版のご要望をいただきましたので、ようやく訂正に着手しました。旧説は削除し、最新の説を記載し、更に大幅に増補し、ここに、第4版の発行の運びとなりました。著者の研究不足による間違いがあったときにはご指摘ください。
明治41年1月 青柳 浩次郎記す
|