ミツバチ飼育では、いつも愛蜂の状態の把握をしていたいものです。王蜂はいるか? 餌は十分か? 巣脾は足りているか? とかの答えのことです。細かく言えば、必要事項はもっとたくさんあります。それらを、内検して確かめるわけですが、1箱であっても、内検を終えて、蓋を閉めた途端、どうだったかほとんど忘れてしまう。そんな経験は私だけでしょうか?
蜂群が多くなればなるほど、記憶に頼ることは不可能になります。記憶よりも記録の方が、確かで役に立ちます。私は巣箱に取り付けた、写真のような白板に油性マジックで“日付け”と“しるし”を付けています。これですと、蜂群が多くなっても記録も簡単で短時間で済むもので便利です。
しるしの意味は下記のようです。
しるし |
意味 |
しるし |
意味 |
しるし |
意味 |
○ |
卵 |
○ |
有卵巣脾 |
X |
巣礎枠1枚挿入 |
◎ |
王台 |
● |
蜂児巣脾 |
XX |
巣礎枠2枚挿入 |
! |
王蜂出房 |
|
|
|
|
!! |
王蜂確認 |
△ |
空巣脾 |
Z |
給餌 |
!!! |
産卵 |
▲ |
貯蜜巣脾 |
? |
はてな? |
写真の記録はこういう事です。
4/25 ○ 有卵巣脾で人口分封させた
5/ 1 ◎ 変成王台確認
5/10 ! 新王出房跡確認
5/15 ? 王蜂確認できず、交尾旅行中かな?
5/17 !! 王蜂確認
5/21 !!! 王蜂産卵確認
5/22 Z 奨励給餌しました
5/25 △ 王蜂産卵拡大のため、保存してある空巣脾を挿入
5/30 ●4 ▲2 蜂児巣脾4枚、貯蜜巣脾2枚の6枚群に成長
6/ 1 X 巣礎枠1枚を