10月中旬を過ぎると、日に日に気温が下がっていきます。巣門は蜂群の大きさと気温を考慮して狭めていきますが、
大体のめやすは以下のようです。
1)蜂群が6枚群程度になったら、巣門を2分の1に狭めます。8枚〜9枚の大群でも、1日の最低気温が10度Cになったら、巣門を2分の1に狭めます。
2)最低気温5度C以下の日が続くようになったら4分の1に狭めます。
3)最低気温2度C以下の日が続くようになったら2cm程度まで狭めます。2cm以下の狭さでは、蜂たちの出入りに不便です。
巣門は蜂たちの出入口という役割の他に、新鮮な空気の巣への取り入れ口という役割がありますから、氷点下以下になっても、完全に閉めてしまってはいけません。巣箱内では蜂たちは寒さを避けて巣門から遠い所にいると思われがちですが、実は新鮮な空気を求めて巣門のすぐ上に蜂球を作っています。
巣門を狭めるのに新聞紙などを詰めるのも良いですが、あらかじめ、写真のような長短2種の巣門材を用意しておくと便利です。長い方で2分の1を塞ぎます。短い方は最初4分の1を塞ぎ、その後2cmまでさらに狭めます。
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